2009年 04月 07日
カシコギという魚
韓国で社会現象になった程の本で、テレビ放映もされたそうだ。
白血病の息子を助けるために、父親がありとあらゆることを行い、
最後には、自らの命まで差し出すという内容の本だ。
その本を読んだ時は、とにかく号泣したのを覚えている。
ふと、そんな“カシコギ”を思い出した。
“カシコギ”とは、実際に存在する魚であり、不思議な習性を持つ魚である。
オスが、メスが産み捨てた稚魚を必死に育て、
子が成長していくと自らは死んでいくという魚だ。
親が子のために、命を捧げるということは当然かもしれないが、
メスが子育てを放棄して、オスだけが子のために命を捧げるというのは珍しい。
カシコギのオスは、とても偉い。
僕もカシコギのオスように、命を捧げなければいけない。
ふと、そんなことを思い出してしまった。