2015年 06月 21日
父の日
今日は父の日
その試合にほとんど来てくれたということは相当なことだ。
僕には、今年高校を卒業した娘と、中学3年生になる息子がいるが、7年ほど前から離れて暮らしている。
息子として、父親として、両方の立場でこの日を迎える。。。
息子としての立場では、僕の父親はこだわりが強くて、毎年、何を贈るかを迷ってしまう。
最近は丸くなってきたが、昔の父は本当に頑固だった。
父ほどではないが、僕の頑固さは父親譲りなのだろう。。
そんな頑固な父だが、僕が小学生から高校生まで続けていた野球の試合には、ほぼ全試合観戦に来てくれた。
当時は、野球の試合が終わり家に帰ると、野球の出来ない父からいちいち試合中のプレーに対して言われるのが苦痛だった。。
しかし、僕がシニアリーグで野球をすることになったら、知らないうちに父は審判になっていた。。汗
父が野球のルールブックを読み込んでいたのを覚えている。
相当勉強したのだろう。。
僕が高校に進学して野球を続けた時も練習試合も含めてほぼ毎試合見に来てくれた。
僕が入った高校の野球部は県内では強豪校で、練習試合も積極的に行い、年間で約60~70試合行っていたと思う。
その試合にほとんど来てくれたということは相当なことだ。
当時は色々と言われて面倒くさいな…と思ったことも多々あったが
今考えると、愛されていたんだと感謝の気持ちでいっぱいだ。
親が近くにいるという当たり前のことが、どれだけ安心を与えてくれただろう・・・
それに引き換え、父親の僕は子供達と近くにいてあげることさえしてあげてない。
どれだけ寂しい、悲しい想いをさせているのだろうか。。。
僕には、今年高校を卒業した娘と、中学3年生になる息子がいるが、7年ほど前から離れて暮らしている。
娘も息子も中学1年生くらいまでは、ほぼ毎週のように会っていたし、毎日電話で「おやすみ」を言うのが日課だった。
しかし、年齢を重ねると親との接点が次第になくなり電話を掛けても出ない時が多くなり、土日は部活、友達と遊ぶなど一緒にどこかに行くことも少なくなってきた。
普通の家庭であれば家に帰れば両親がいる。
しかし、僕はそこにいない。
父が息子の僕にしてくれた当たり前のことを、父である僕は子供達に全くしてあげられていない。
約10年間、ほぼ毎週、僕の野球の試合を見に来てくれた父。
それに対して僕は家に一緒にいてあげることさえしていない。。
そんなダメな父親に対して、高校を卒業して専門学校に進んだ娘から、先週の土曜日にオシャレなハンカチをもらった。
「パパは普通のサラリーマンと違うから悩んだよ」
そう言って、娘は僕に父の日のプレゼントを渡してくれた。
先週の土曜日はたまたま用事があって、娘と2人で約7時間一緒に過ごしたが、その際にサプライズ的な感じでハンカチをくれた。
凄くうれしかった。
思わず涙がこぼれそうになった。
こんな父親に対して、まだパパと呼んでくれて、父の日のプレゼントまでくれる…
さらに「こんど私のバイト代でご飯食べに行こうね!」
と言ってくれた。
本当に嬉しかった。
本当にありがとう!!
ずっと一緒にいてくれた僕の父。
子供達と一緒にいてあげられなかった父親の僕。
本当にひどい父親だ。。
過去を振り返れば、色々な反省があるし、あの時あんなことをしなければ・・・なんて思うこともたくさんある。
そんなことを思う度、自分の今までの人生に対して嫌気がさしたり、人生ゲームのようにリセットしたいなんて思ったりする。
でも、今ある事実は全て自分の選択によるもの。
良いことも悪いことも全て含めて、過去を受け入れないと、前を向けないし未来はないと思う。
決して過去の責任から逃れるというわけではない。
どうにもならない過去を引きずるよりも、未来を見ながら今一瞬をベストを尽くして生きていくしかない。
反省すべき過去があるなら、その過去を挽回する未来をつくるしかない。
随分話しが逸れてしまったが、息子として父にしてあげられること、父として子供達にしてあげられること、この2つを父の日を通じてもう一度考えようと思う。
最後に、父に対して、子供達に対して、心から感謝したい。
本当にありがとう!!
by sasaki-ryosuke
| 2015-06-21 15:42
| 子供